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なんとG1初の1着同着でした ~オークス

ゴールした瞬間はサンテミリオンが出たように見え、スローで見るとアパパネがほんの少し出ているようにも見えたのですが、2年前の天皇賞(秋)と同じような長い長い写真判定になりました。
それでも、JRAは意地でも決着をつけるだろうと思っていたのですが、なんと掲示板には同着の文字が・・・。その瞬間、東京競馬場は大きな拍手が巻き起こりました。

アパパネは血統面と桜花賞で掛かったことから距離不安がささやかれ、サンテミリオンはフラワーCでの3着完敗とフローラSで抜け出すのに手間取ったことから力的にどうかとする見方もありました。
しかしアパパネは17番という前に壁を作りにくい枠にもかかわらず、掛かるそぶりも見せずに折り合い、すぐ前のサンテミリオンと中団後方を進みます。1000mが1.00.6というやや遅めの流れで、直線は満を持して先行していたアグネスワルツが抜け出しますが、それを外から並んで追い込んできて、残り200mからは2頭のマッチレースになりました。

一旦は外のアパパネがアタマほど出たようにも見えたのですが、すぐに内のサンテミリオンも差し返し、馬体をあわせての壮絶なたたき合いが、びっしり200m続きました。ゴールの瞬間はアタマを上げたサンテミリオンに対して、アパパネはクビを伸ばし、しかしスローで見てもどちらが勝ったかは定かではありません。

過去のG1でも、古くは95年スプリンターズSでのフラワーパークとエイシンワシントンのたたき合いや、最近では08年天皇賞(秋)のウオッカ対ダイワスカーレットなど、際どい勝負はいくつかありましたが、写真判定で常に勝ち負けをつけてきました。だから今回も、なんとか写真を引き伸ばして、決着をつけるだろうと思っていたのですが。だから同着と出たときは、とても驚きました。
重賞では、02年の京成杯でヤマニンセラフィムとローマンエンパイアが同着優勝したのを見たことがありますが、G1では表彰式とか口取りとか2回やるのは大変だし、なんといっても第71回オークス馬が2頭というのは、記録上ちょっとね。(ちなみに賞金は1着分と2着分を足して2で割って分けるそうですが)

蛯名Jと横山典Jを初めとする関係者も、決着をつけたかった気持ちはあると思います。勝負事ですから。ただしたまにはこのように両者をたたえるということもあっていいのではと、個人的には思います。ずっと目指してがんばってきたわけですからね。1,2cmの差だったら、両方を賞賛するべきでしょう。

口取りも表彰式も2回見ることができ、2人のジョッキーの笑顔(横山典Jの満面の笑顔に比べて蛯名Jはややこわばってましたが)を見られたのは、なかなか貴重な経験でした。めったにあることではないですからね。
2頭にはこのまま順調に夏を越してもらって、秋華賞あたりでぜひ決着をつけて欲しいとも思います。ある意味、盛り上がるとも思いますし。

アパパネとサンテミリオン
アパパネ(左)とサンテミリオン(右)

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