おさびし山ホースパーク おさびし山ホースパーク
トップ レースの記憶(観戦記) G1予想 私的名馬館 馬の本,DVDの紹介 オウンオピニオン(コラム)
リンク更新記録お問い合わせ  
 トップ > レースの記憶2019 > ジャパンC
 
 

第39回 ジャパンカップ(2019年)

11/24 東京 芝2400m 曇り・重 15頭

 

外国馬も交えて、芝2400mで争う秋の中長距離No.1決定戦。現在の実力が出やすい舞台
今年は外国馬の参戦がなく、日本馬も今年のG1馬不在とさみしい状況。3世代のダービー馬が参戦し人気の中心だが混戦
上位人気馬の信頼性は比較的高く、5番人気までの馬同士で決まることが多いが、時々人気薄の好走もある
  1. レイデオロ(4.2倍):2年前のダービー馬で昨年天皇賞(秋)1着。今年未勝利とやや不振
  2. ワグネリアン(4.3倍):昨年のダービー馬で古馬になって未勝利も、大阪杯3着など好走
  3. スワーヴリチャード(5.1倍):昨年の大阪杯1着。昨年のJC、今年の宝塚記念3着と好走も今年未勝利
  4. ユーキャンスマイル(6.2倍):左回り得意でダイヤモンドS、新潟記念1着。天皇賞(秋)追い込んで4着
  5. カレンブーケドール(10.5倍):重賞勝ちはないがオークス、秋華賞ともに2着。良績の3歳牝馬
    以下ムイトオブリガード(15.4倍)、ルックトゥワイス(15.4倍)、シュヴァルグラン(20.0倍)までが20倍以下

スワーヴリチャード:適度な気合のりで落ち着いておりクビを使って歩きトモの踏み込み深い
ユーキャンスマイル:気合乗りよくクビを使ってキビキビ歩く。トモの踏み込み力強い
カレンブーケドール:落ち着いており適度な気合乗り。クビを使って歩きトモ力強い
ルックトゥワイス:気合乗りよくテンション高めで前進気勢あり。トモ力強い
レイデオロ:気合乗りよくテンション高めでときどき小脚を使う
ワグネリアン:テンション高く小脚を使ってチャカつく。トモの踏み込みは浅め

きれいに揃ったスタートからマカヒキが下げて後方。中央からダイワキャグニーが押してハナへ。外からダンビュライトが続き、好位内にカレンブーケドール、外にエタリオウでその後ろにワグネリアン。中団前の内にスワーヴリチャード、外にシュヴァルグラン。その後ろにムイトオブリガード、レイデオロなどが続きここまでが一団。その後ろは少し離れてユーキャンスマイル、ルックトゥワイスが続き、最後方は大きく離れてタイセイトレイル、マカヒキ。向こう正面は大きな集団のあと、バラバラの縦長。
1000mは1.03.3と重とはいえスローペース。

3コーナーからやや集団がばらけて縦長になり、後方の馬は差を詰めてくる。しかし4コーナーにかけては、少しずつ馬群が詰まってきて、4コーナー手前は塊になってやや横に広がり、そのまま直線へ。
直線に入るとダイワキャグニーは2馬身突き放して先頭。2番手がカレンブーケドールで、その1馬身半後ろで内からスワーヴリチャード、ダンビュライト、エタリオウが並んで前を追う。

残り400mを切ってダイワキャグニーが2馬身差先頭。最内からスワーヴリチャードがカレンブーケドールに並びかけ、外にエタリオウ。そこからカレンブーケドールが坂で脚を伸ばし、外からダイワキャグニーを捉えようとする。一瞬離されたスワーヴリチャードは内に進路をとり、最内からダイワキャグニーを捉えに掛かる。
残り300mを切って脚色が衰えたダイワキャグニーを、内からスワーヴリチャード、外からカレンブーケドールが交わしにかかる。エタリオウは後退し、外からワグネリアンが迫ってくる。スワーヴリチャードが鋭く伸びて、残り200m手前で内から先頭に立ち、外からカレンブーケドールも懸命に追う。
残り200mを切って先頭のスワーヴリチャードを1馬身差でカレンブーケドールが追うが、その差は詰まらない。4番手のワグネリアンもダイワキャグニーとの差をじりじり詰め、馬場中央をマカヒキが鋭い脚で伸びてくる。
先頭のスワーヴリチャードと2番手のカレンブーケドールの1馬身差は変わらず、2頭とも鞭を入れて懸命に追う。ゴール直前でカレンブーケドールが少し差を詰めるが、スワーヴリチャードが先頭でゴール。3/4馬身差でカレンブーケドールが続き、残り100mを切って3番手に上がったワグネリアンが、ようやく差を詰めてくるが、1 1/2馬身差まで迫ったところで3着まで。最後に大外から追い込んできたマカヒキが4着に入り、馬場中央を伸びてきたユーキャンスマイルがゴール直前でマカヒキに交わされて5着。

スワーヴリチャードは中団内からコーナーワークで徐々に前に行き、直線はラチ沿いを抜けて1着。馬場は悪いが経済コースで、そこをうまく通った。切れる脚はないが重も苦にせず、体調も気持ちも充実していた印象。
カレンブーケドールは先行して直線もスワーヴリチャードに最後まで追いすがったが惜しい2着。力があることは示した。
ワグネリアンは好走したが切れ今一つ。マカヒキは復活したイメージだが時計掛かったことも良かったか。ユーキャンスマイルも力は出した。

スワーヴリチャードは最近は勝ちきれなかったが安定感あり、時計や上りが早くなければ乗り方ひとつで勝つ力あり
カレンブーケドールは勝ちきれないが、力も勝負根性もあり、牡馬相手でも特に東京中距離なら勝負になる
ワグネリアンは勝ちきれないレースが続いているが、どんな舞台でも確実に上位に来る力ある

G1実績+最近好調であることが大切。近2走でG2以上の好走歴は必須だが、天皇賞(秋)との相関は低い(6着ぐらいまでOK)。ペースの見極めも必要で、ハイペースならスタミナのある馬、スローペースは切れる馬に注意が必要。牝馬は牡馬相手の重賞勝ちかクラシックの実績(1番人気を含む)がある馬は注意が必要。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 5 スワーヴリチャード 牡5 マーフィー 57 2.25.9 栗・庄野 3
2 1 1 カレンブーケドール 牝3 津村 53 3/4 美・国枝 5
3 2 2 ワグネリアン 牡4 川田 57 1 1/2 栗・友道 2
4 8 14 マカヒキ 牡6 武豊 57 1 3/4 栗・友道 12
5 4 6 ユーキャンスマイル 牡4 岩田 57 クビ 栗・友道 4
払い戻し金
単勝 5
510円(3番人気)
複勝 5
180円(3番人気)
1
280円(5番人気)
2
170円(2人気)
枠連 1-3
2,050円(10番人気)
馬連 1-5
2,900円(10番人気)
馬単 5-1
4,810円(17番人気)
3連複 1-2-5
2,900円(7番人気)
3連単 5-1-2
19,850円(48番人気)
ワイド 1-5
880円(9番人気)
2-5
490円(3番人気)
1-2
700円(7番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


Copyright (C) 2019 Ferris Conducts. All Rights Reserved