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第36回 マイルチャンピオンシップ(2019年)

11/17 京都 芝1600m 晴・良 17頭

 

秋のマイルNo.1を決める戦いで、短中距離の両方の路線から参戦することもありやや混戦
安田記念は人気で大敗も天皇賞(秋)2着のダノンプレミアムと3歳クラシックで好走し毎日王冠完勝のダノンキングリーが2強の様相
過去10年で2011年を除き1〜3番人気の馬が連対。以前はヒモ荒れ傾向だったが、近年は比較的固い決着が多い
  1. ダノンプレミアム(2.4倍):朝日杯FS完勝。安田記念は不利で大敗も天皇賞(秋)2着
  2. ダノンキングリー(3.9倍):皐月賞3着、ダービー2着。毎日王冠は後方から差し切り完勝
  3. インディチャンプ(6.4倍):安田記念でアーモンドアイを抑え1着。毎日王冠3着
  4. ダイアトニック(9.3倍):今年1000万から飛躍しスワンS1着。マイル実績あり
  5. アルアイン(15.5倍):昨年3着で今年大阪杯1着。その後はやや不振
    以下ペルシアンナイト(17.6倍)、モズアスコット(19.9倍)、レイエンダ(21.7倍)までが30倍以下

ダノンキングリー:落ち着いているが適度な気合乗りでクビを使いトモの踏み込み深い
ダイアトニック:気合乗りよくややテンション高めも前進気勢目立つ。トモの踏み込みは浅め
モズアスコット:気合乗りよくクビを使って歩く。毛づやよくトモも力強いが踏み込みはやや浅め
ペルシアンナイト:落ち着いているが気合乗りよく、トモも力強い。毛づやの良さ目立つ
インディチャンプ:気合乗りよいがテンションやや高めでクビを使って歩く。トモ力強いが踏み込みはやや浅め
ダノンプレミアム:気合乗りよくテンション高めで小脚を使う。トモの踏み込み浅め

ほぼ揃ったスタートからダノンプレミアムが好スタート。ダノンキングリーはやや後方。内からマイスタイルが抜け出し先頭。フィアーノロマーノ、グァンチャーレが続き、インディチャンプ、ダノンプレミアムが好位。その後ろの内にダノンキングリー。中団にプリモシーン、モズアスコット、さらにアルアイン、ペルシアンナイト。後方にダイアトニック、レイエンダ、カテドラルなどがいて、最後方はタイムトリップ。
縦長で流れるが、600mは35.3と落ち着いたペース。

3コーナーからの坂の下りで後方の馬が差を詰めてきて馬群が固まってくる。4コーナー手前で横に広がって一団となり、各馬追い出す。先頭のマイスタイルにフィアーノロマーノが並びかけて4コーナーを回る。
直線に入ってマイスタイルが1馬身差で先頭。外にフィアーノロマーノが続き、その後ろ外に1馬身差でダノンプレミアム、インディチャンプ。内にグァンチャーレで内ラチ沿いにダノンキングリー。そのままの体勢で残り300mを切ると、フィアーノロマーノが後退し、内のグァンチャーレ、ダノンキングリーは伸び一息。外のダノンプレミアム、インディチャンプが伸びてくる。
残り200mを切って一気にインディチャンプが加速し、外のダノンプレミアム、内のマイスタイルを交わして先頭。しかしマイスタイル、ダノンプレミアムも懸命に粘る。

残り100mでインディチャンプは1馬身半ほど抜け出して先頭。外のダノンプレミアムが内のマイスタイルを交わして2番手。そこに2頭の間にペルシアンナイトが猛然と追い込んでくる。最内のダノンキングリーも懸命に脚を伸ばす。
そこからインディチャンプは脚色衰えず、2馬身差をつけて先頭。ダノンプレミアムも外から脚を伸ばすが、なかなかその差は詰まらず。そのままインディチャンプが先頭でゴール。1馬身半差で2着にダノンプレミアム。ゴール直前でマイスタイルを交わしたペルシアンナイトが猛然と差を詰めてくるが、ダノンプレミアムにクビ差まで迫ったところで3着でゴール。4着はマイスタイルが粘り、最後に内から差を詰めてきたダノンキングリーが5着。

インディチャンプは好位でダノンプレミアムをマークして追走し、直線はダノンプレミアムの内から一気に伸びて戴冠。メンバー上位の上りを使って完勝。僅差勝ちの安田記念と違って強い勝ち方で、この舞台が合っている印象。
ダノンプレミアムは好位から外を伸びたが上りは今一つで天皇賞(秋)からの中2週が響いたか。しかし自力で2着確保。
ペルシアンナイトは良く伸びて惜しい3着。3年連続馬券圏内で時期、コースともに合っている。マイスタイルは逃げてよく粘った。ダノンキングリーは距離伸びた方がいいか。

インディチャンプは春秋のマイルG1を制しマイラーとして大成。先行して末脚よく特に平坦コースの方が力を出せる
ダノンプレミアムは力はありマイルから2000mが適距離。一所懸命走るので間隔は空けた方が力を出せる印象
ペルシアンナイトはこのレース3年連続馬券圏内で合うが脚の使いどころが難しい。他の舞台は今一つ

しばらく距離延長組(スワンS、スプリンターズS)が1頭は連対していたが、2年連続距離短縮組が上位。ペースが遅かったのも影響したと思われる。直線は平坦なので、先行馬プラス末脚鋭い好調な馬に注意。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 5 インディチャンプ 牡4 池添 57 1.33.0 栗・音無 3
2 7 14 ダノンプレミアム 牡4 川田 57 1 1/2 栗・中内田 1
3 4 7 ペルシアンナイト 牡5 マーフィー 57 クビ 栗・池江 6
4 2 3 マイスタイル 牡5 田中勝 57 1/2 栗・昆 10
5 1 1 ダノンキングリー 牡3 横山典 56 クビ 美・萩原 2
払い戻し金
単勝 5
640円(3番人気)
複勝 5
190円(3番人気)
14
130円(1番人気)
7
290円(5人気)
枠連 3-7
860円(2番人気)
馬連 5-14
840円(2番人気)
馬単 5-14
2,040円(5番人気)
3連複 5-7-14
3,200円(7番人気)
3連単 5-14-7
16,580円(39番人気)
ワイド 5-14
370円(2番人気)
5-7
1,090円(12番人気)
7-14
570円(5番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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