おさびし山ホースパーク おさびし山ホースパーク
トップ レースの記憶(観戦記) G1予想 私的名馬館 馬の本,DVDの紹介 オウンオピニオン(コラム)
リンク更新記録お問い合わせ  
 トップ > レースの記憶2019 > 日本ダービー
 
 

第86回 日本ダービー(2019年)

5/26 東京 芝2400m 晴・良 18頭

 

3歳牡馬の第2冠。東京の芝2400mは底力が要求され、真に力のある馬が勝つレース
無敗で皐月賞を制したサートゥルナーリアが圧倒的な人気で、2,3着のヴェロックス、ダノンキングリーが引き離して3強の構図。
過去10年で1番人気は3勝2着1回3着3回と信頼度は高い。昨年は3番人気以内が総崩れで荒れたが、近年固い決着が多い。
  1. サートゥルナーリア(1.6倍):ホープフルSからの休み明けで皐月賞を勝ち4戦4勝。乗り替わりが不安
  2. ヴェロックス(4.3倍):皐月賞でサートゥルナーリアにアタマ差2着。東スポ杯4着もアタマ差。重賞未勝利
  3. ダノンキングリー(4.7倍):共同通信杯32.9で差し切り1着で皐月賞はヴェロックスにハナ差3着。距離どうか
  4. アドマイヤジャスタ(25.9倍):ホープフルSでサートゥルナーリアの2着。皐月賞8着も後方から差してきている
  5. ランフォザローゼス(33.3倍):京成杯2着、青葉賞ハナ差2着と重賞勝てないが常に上位で安定
    以下リオンリオン(53.2倍)、クラージュゲリエ(66.2倍))、サトノルークス(67.7倍)までが70倍以下
サートゥルナーリア:落ち着いているが適度な気合で堂々とした歩様。トモの踏み込み深い
ダノンキングリー:気合乗りよくややテンション高めも我慢できている。トモの踏み込み深く力強い
ヴェロックス:落ち着いており適度な気合乗りでクビを使って歩く。時々小脚を使うが入れ込みなく、トモの踏み込み深い
ランフォザローゼス:落ち着いており適度な気合。クビを使ってゆったり歩きトモは力強い
ニシノデイジー:落ち着いてゆったり歩く。適度な気合乗りでトモの踏み込み力強い
ロジャーバローズ:落ち着いていたが徐々にテンション高くなる。気合乗りよく時々小脚を使うが、トモは力強い

バラついたスタートからサートゥルナーリア、メイショウテンゲン、レッドジェニアルなどが出遅れ。好スタートのロジャーバローズ、エメラルファイトが前に行くが、外から懸命に押してリオンリオンが1コーナーでハナに立つ。ロジャーバローズが続き、サトノルークス、エメラルファイト、さらにダノンキングリー、クラージュゲリエ、ヴェロックスが好位から中団。ランフォザローゼスなどがいて、中団後方まで盛り返したサートゥルナーリア。後方にはニシノデイジー、レッドジェニアルなどがいて、最後方はメイショウテンゲンとアドマイヤジャスタ。
2コーナーからリオンリオンがどんどん離して逃げ、向こう正面では2番手ロジャーバローズに7,8馬身差。そこから各馬縦長の隊列で続く。1000mは57.8とかなりのハイペースだが、ロジャーバローズは59秒前後で全体にやや速めのペース。

3コーナーから後方の馬群が詰まってきて、4コーナーでは横に広がるが、全体に縦長のまま直線へ。
直線に入ってもリオンリオンが3馬身ほど離して先頭。2番手のロジャーバローズからさらに3馬身差でダノンキングリーが前を追う。ヴェロックス、サートゥルナーリアは後方で外に出す。
坂でリオンリオンの脚色衰え、残り400mでロジャーバローズが交わして先頭。2馬身差3番手にダノンキングリーで、さらに2馬身差で外からクラージュゲリエ、ヴェロックス、サートゥルナーリアも懸命に前を追う。残り300mを切ってロジャーバローズに1馬身差でダノンキングリーが迫り、その後方は2〜3馬身差で横一線だが大外のサートゥルナーリアの伸びよく4番手に上がってくる。
残り200m手前で、先頭のロジャーバローズを追っていたダノンキングリーが大きく外によれて脚色鈍る。しかし体勢を立て直すと、残り200mで1馬身差。そこから2馬身差3番手が大外のサートゥルナーリアでその内1馬身差でヴェロックス。
残り100mで内ラチ沿いで先頭のロジャーバローズに馬場中央のダノンキングリーが1/2馬身差まで迫り、大外サートゥルナーリアはやや脚色衰え3馬身差3番手。内のヴェロックスが再び差してくる。
そこから先頭のロジャーバローズにダノンキングリーがじりじりと迫るが、ロジャーバローズも懸命に粘り、クビ差振り切って先頭でゴール。2着ダノンキングリーで、3着はゴール前で差し返したヴェロックスがやや離れて入り、1/2馬身差4着にサートゥルナーリア。内ラチ沿いを追い込んできたニシノデイジーがアタマ差5着。

ロジャーバローズはハイペースで飛ばすリオンリオンを離れた2番手で追走し、直線で早めに追い出して先頭に立つと驚異の粘りでゴールまでもたせて戴冠。自らの特徴である先行しての持続する末脚を発揮した。
ダノンキングリーは先行して早めに先頭を捕まえに行ったが、途中でよれるなどして最後まで交わせず。しかし距離も克服し力は出した。
ヴェロックスは中団からいったんはサートゥルナーリアに交わされるが差し返す。しかし離れた3着までで距離、コースともどうか。
サートゥルナーリアは直前にテンション上り出遅れ。早めに追い出して末を失った。気性面の課題あるか。

ロジャーバローズは速めの流れを先行して押し切るタイプ。ただし展開に注文つくタイプで、安定して力を出せるか課題
ダノンキングリーは先行して鋭い末脚を発揮する。距離的には2000m前後が合っている印象で東京も得意
ヴェロックスは好位から鋭い末脚で勝ちきるタイプで2000m前後が合う。東京はやや疑問
サートゥルナーリアはパドックまでは落ち着いていたが直前にテンション上がる。力はあり見せ場はあった

基本的にレベルの高いレースで常に良績の馬が実力を発揮する舞台。ただし馬場適性は大切で、末脚が切れないタイプや折り合いに難がある馬は、注意が必要。また騎手との関係も大切で、乗り代わりは大きなマイナス。ただし人気薄の食い込みは毎年あり、先行馬の粘りこみには要注意
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 1 1 ロジャーバローズ 牡3 浜中 57 2.22.6 栗・角居 12
2 4 7 ダノンキングリー 牡3 戸崎 57 クビ 美・萩原 3
3 7 13 ヴェロックス 牡3 川田 57 2 1/2 栗・中内田 2
4 3 6 サートゥルナーリア 牡3 レーン 57 1/2 栗・角居 1
5 5 9 ニシノデイジー 牡3 勝浦 57 アタマ 美・高木 13
払い戻し金
単勝 1
9,310円(12番人気)
複勝 1
930円(9番人気)
7
210円(3番人気)
13
190円(2人気)
枠連 1-4
7,150円(18番人気)
馬連 1-7
11,200円(23番人気)
馬単 1-7
47,090円(66番人気)
3連複 1-7-13
12,050円(30番人気)
3連単 1-7-13
199,060円(355番人気)
ワイド 1-7
1,990円(18番人気)
1-13
2,280円(20番人気)
7-13
380円(3番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


Copyright (C) 2019 Ferris Conducts. All Rights Reserved