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第159回 天皇賞(春)(2019年)

4/28 京都 芝3200m 晴・良 13頭

 

春の古馬長距離No.1決定戦。古馬G1では、唯一の3000m超の長距離戦。
昨年の菊花賞1〜3着馬が出走し人気。特にフィエールマンは最少キャリアで菊花賞を制し、今年初戦は2着も人気の中心。
近10年で1番人気は1勝のみとやや荒れ模様だが、4番人気までの1頭は必ず連対。5〜6歳が中心
  1. フィエールマン(2.8倍):昨年の菊花賞を4戦目で制する。熱発明けのAJCC2着からの変則ローテーション
  2. エタリオウ(3.3倍):昨年菊花賞ハナ差2着。全1・7・0・2と勝ちきれないが堅実で距離伸びてよい
  3. ユーキャンスマイル(6.4倍):昨年菊花賞3着。ダイヤモンドS勝ち長距離合う。京都得意
  4. メイショウテッコン(9.2倍):昨年の菊花賞は14着も日経賞逃げ切って1着と力はある
  5. クリンチャー(9.2倍):昨年の3着馬。近走不振も休み明けを叩いて上昇
    以下グローリーヴェイズ(11.3倍)、ロードヴァンドール(30.3倍)、パフォーマプロミス(30.6倍)までが40倍以下

エタリオウ:落ち着きあるが適度な気合でクビを使ってゆったりとした歩様。トモの踏み込みも深い
フィエールマン:気合乗り適度で落ち着いて素軽い歩様。トモの踏み込み浅めも力強い
ユーキャンスマイル:落ち着いておりクビ使って歩く。トモの踏み込み力強い
メイショウテッコン:落ち着いているが気合乗りよく、トモの踏み込み力強い
グローリーヴェイズ:気合乗りよくややテンション高め。トモの踏み込みは浅め
パフォーマプロミス:落ち着いてゆったりとした歩様。トモも力強い

揃ったきれいなスタートだが、フィエールマン、エタリオウが後方。ヴォージュが懸命に押して前に行くも外からメイショウテッコンが馬なりで前へ。結局ヴォージュが行き切ってハナを切り、ロードヴァンドール、メイショウテッコンが先団。カフジプリンス、チェスナットコートが続き、中団にパフォーマプロミス、さらに追い上げてきたフィエールマンがいて、その後方にグローリーヴェイズ、クリンチャー。ユーキャンスマイルなどがいて、最後方にやや離れてエタリオウ。かなりの縦長で最初の直線へ。

1000mは59.8と2年前よりは遅いが、近年では速めのペース。ややばらけた一列で、淡々と進むが人気のエタリオウがかなり離れた最後方。1〜2コーナーは馬順も変わらず進むが、向こう正面でフィエールマンが少しずつポジションを上げる。3コーナー手前から最後方のエタリオウが押して馬群に接近。徐々に馬群も詰まってくる。3コーナーで先頭ヴォージュが手ごたえ悪くなりメイショウテッコンが先頭。フィエールマンが押して先団に近づき、つれてグローリーヴェイズ、さらに懸命に押してエタリオウも一気にポジションを上げてくる。
一気にペースが上り、4コーナー手前でフィエールマンが早くも先頭。外からグローリーヴェイズが並びかけ、その後ろにエタリオウ。最内のメイショウテッコンも懸命に押す。

直線に入ると、フィエールマンとグローリーヴェイズが2頭で抜け出し先頭争い。1馬身差で内でメイショウテッコン、カフジプリンスが粘り、さらに1/2馬身差で外にパフォーマプロミス、エタリオウが続く。残り300mを切ってフィエールマンとグローリーヴェイズが馬体を合わせて先頭で叩き合い。2〜3馬身差でパフォーマプロミスとエタリオウが並んで続き、内のメイショウテッコン、カフジプリンスは脱落。後方からユーキャンスマイル、チェスナットコートが脚を伸ばす。
残り200mを切ってフィエールマンとグローリーヴェイズが並んで3〜4馬身抜けて一騎打ちの体勢。パフォーマプロミスとエタリオウも並んで3着争い。先頭の2頭は互いに譲らず叩き合うが、残り100mを切って内のフィエールマンが1/2馬身ほど前に出る。グローリーヴェイズも粘って再び差を詰めるが、最後はフィエールマンがクビ差振り切って1着でゴール。3着争いもクビ差抜けたパフォーマプロミスが最後まで粘って制した。

フィエールマンはスタート今一つも中団につけ、3コーナー手前から進出して4コーナーで早め先頭。グローリーヴェイズとの長い叩き合いを制する。折り合いに問題なく騎手の指示通りに動く操作性の良さと勝負根性で長距離では安定して力を発揮できる。
グローリーヴェイズはフィエールマンをマークして直線では早めに並びかけるがわずかに及ばず。しかし遜色ない力は見せた
パフォーマプロミスもフィエールマンマークから長く脚を使い力は出したが差のある3着。エタリオウは道中が後ろ過ぎたこともあり4着まで。

フィエールマンは騎手の指示に忠実で勝負根性もあり中距離以上では安定して力を出せるタイプ
グローリーヴェイズは距離延長も問題なく力もある。中長距離では注目すべき存在
パフォーマプロミスは直線長いコースがあっているイメージ。距離も融通が利く

今年はやや速めのペースで、スタミナと決め手を兼ね備えた馬が台頭。流れによって傾向が変わるので、ペースの見極めは重要。
3年連続1番人気連対で傾向が変わった印象。しかしフルゲートの場合は連対ないことは意識する必要あり。外枠不利で13番から外は近年未勝利
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 7 10 フィエールマン 牡4 ルメール 58 3.15.0 美・手塚 1
2 5 7 グローリーヴェイズ 牡4 戸崎 58 クビ 美・尾関 6
3 6 8 パフォーマプロミス 牡7 北村友 58 6 栗・藤原英 8
4 2 2 エタリオウ 牡4 Mデムーロ 58 クビ 栗・友道 2
5 6 9 ユーキャンスマイル 牡4 岩田康 58 3 栗・友道 3
払い戻し金
単勝 10
280円(1番人気)
複勝 10
150円(2番人気)
7
320円(6番人気)
8
630円(9人気)
枠連 5-7
1,480円(8番人気)
馬連 7-10
1,780円(8番人気)
馬単 10-7
2,470円(8番人気)
3連複 7-8-10
16,410円(49番人気)
3連単 10-7-8
49,110円(138番人気)
ワイド 7-10
710円(8番人気)
8-10
1,660円(19番人気)
7-8
4,260円(38番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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