第49回 高松宮記念（2019年）

1. ダノンスマッシュ（2.5倍）：京阪杯、シルクロードSと鋭い末脚で連勝中も持ちタイム平凡
2. モズスーパーフレア（4.1倍）：オーシャンS1.07.1で逃げ切り連勝中。中山得意で左回り実績なし
3. ミスターメロディ（7.8倍）：ファルコンS1着で阪神C2着。1番人気の阪急杯不利で凡走も変わり身あるか
4. ロジクライ（9.2倍）：富士S1着などマイルに実績も、前走阪急杯3着とスプリント能力あり
5. レッツゴードンキ（9.8倍）：2年連続2着と条件は合う。阪急杯2着と年齢による衰えなし
   以下ナックビーナス（11.4倍）、アレスバローズ（14.2倍）までが30倍以下

ミスターメロディ：ややテンション高めも気合乗りよい。トモの踏み込み力強く毛づやの良さ目立つ
ダノンスマッシュ：適度な気合乗りで落ち着きあり。トモの踏み込み力強く毛づやも良い
レッツゴードンキ：落ち着いているが適度な気合で素軽い歩様。トモの踏み込み深い
ナックビーナス：落ち着いているが適度な気合乗り。トモは力強い
アレスバローズ：落ち着いており適度な気合。トモは力強い
モズスーパーフレア：ややテンション高めでトモの踏み込みは浅め。冬毛が目立つ

ややバラついたスタートから好スタートのセイウンコウセイが前へ。そこにラブカンプーも絡んでいくが、スタート今一つのモズスーパーフレアが300mを過ぎてようやく先頭。ラブカンプー、セイウンコウセイが続き、3馬身以上離れてダノンスマッシュ、ミスターメロディ、さらにアレスバローズ、ナックビーナスなどが続き、中団後ろにティーハーフ、ロジクライ、ショウナンアンセム。後方にデアレガーロ、レッツゴードンキ、スノードラゴンなどがいて、最後方はヒルノデイバロー。
向こう正面から3コーナーすぎまで縦長で進み、600mは33.1とミドルペース。入れ替わり激しく、4コーナー手前から馬群が縮まってきて、ひとかたまりになって4コーナーを回る。

直線に入ってモズスーパーフレアが1馬身ほど抜けて先頭。すぐ外に出したセイウンコウセイ、馬場中央に持ち出したダノンスマッシュなどが追い出すと、最内のモズスーパーフレアの手ごたえが怪しくなり、残り300m手前でセイウンコウセイが並びかける。その外のダノンスマッシュも伸び一息。そこに内からミスターメロディが伸びてくる。
残り200mを切ってセイウンコウセイが先頭に立つと、その内からミスターメロディが迫る。内のモズスーパーフレアは後退し、その後ろのショウナンアンセムが手ごたえよく伸びてくる。外のダノンスマッシュはなかなか伸びない。
残り150mで先頭のセイウンコウセイの内からミスターメロディが並びかけて交わし、さらに内を突いてショウナンアンセムも伸びる。残り100mでミスターメロディが1/2馬身抜け出して先頭。必死に粘る2番手のセイウンコウセイに内からショウナンアンセムが並びかける。少し離れた外のダノンスマッシュは伸びない。
前の3頭はそのままの体勢でゴールに迫り、結局1/2馬身差でミスターメロディが先頭ゴール。セイウンコウセイとショウナンアンセムはほぼ並んで2,3着。ゴール前で差を詰めたダノンスマッシュだが4着まで。その内で、ティーハーフ、レッツゴードンキが並んで5,6着。

ミスターメロディは好位追走から、直線では外に出したセイウンコウセイの内を突いて伸び、残り100mで抜け出すとそのまま1着。好位から堅実な脚を使った。内が伸びる馬場状態も味方した。
セイウンコウセイは好スタートから先行し、いったんは先頭も最後は交わされた。しかし2年ぶりの復活で力があるところを見せた。
ショウナンアンセムは上位で唯一後方から追い込んだが、内の伸びるところをうまくついて2番の上りで惜しい3着。

ミスターメロディは好タイムで上りも良く、着差以上の強さを感じさせる。1400mまでは問題なし
セイウンコウセイは久々の好走で力はあるがムラが多い。この条件は走る印象
ショウナンアンセムはマイル前後を使ってきたが現状では距離短縮がよかったか。