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第38回 ジャパンカップ(2018年)

11/25 東京 芝2400m 晴・良 14頭

 

外国馬も交えて、芝2400mで争う秋の中長距離No.1決定戦。現在の実力が出やすい舞台
今年も外国馬は大物が不在で、日本馬のトップクラスの争い。圧倒的強さで牝馬3冠を制した3歳牝馬アーモンドアイが人気の中心
上位人気馬の信頼性は高く、5番人気までの馬同士で決まることが多いが、時々人気薄の好走もある
  1. アーモンドアイ(1.4倍):圧倒的な走りで今年の牝馬3冠制覇。初の古馬相手にどのようなレースを見せるか
  2. スワーヴリチャード(6.5倍):大阪杯でG1初制覇。天皇賞(秋)1番人気も不利あり大敗。巻き返せるか
  3. サトノダイヤモンド(7.1倍):2年前菊花賞、有馬記念制するがその後低迷。京都大賞典1着で復活の兆し
  4. キセキ(9.2倍):昨年の菊花賞馬もその後低迷。天皇賞(秋)逃げて3着で脚質を変えて復活
  5. シュヴァルグラン(12.9倍):昨年のJC優勝。その後天皇賞(春)2着など好走あるが未勝利
    以下カプリ(31.8倍)、サンダリングブルー(52.0倍)、ミッキースワロー(62.6倍)までが70倍以下

キセキ:適度な気合のりで落ち着いておりクビを使って歩きトモの踏み込み深い。毛づやの良さ目立つ
アーモンドアイ:落ち着いているが適度な気合乗りで堂々と歩く。トモの踏み込み深い
シュヴァルグラン:気合乗りよいが落ち着いておりトモも力強い
スワーヴリチャード:適度な気合で落ち着いており、トモはやや固めも力強い
サトノダイヤモンド:気合乗りよく伸びやかな歩様でクビを使って歩く。トモ力強い
サトノクラウン:気合乗りよくテンションやや高めだが、トモの踏み込み深い

ややバラついたスタートでサンダリングブルー、ミッキースワローが後方。最内のアーモンドアイが前に行くが、外からキセキがハナ。さらに外からノーブルマーズが2番手。アーモンドアイなどが続き、その後ろにスワーヴリチャード、ウインテンダネス。さらにハッピーグリン、シュヴァルグランなどが中団。後方にサトノダイヤモンド、さらにサトノクラウン、カプリ。やや出遅れたミッキースワローがいて、最後方にサンダリングブルー。キセキが2馬身離して逃げ、一列の縦長で向こう正面へ。やや抑え気味の馬もいるが、掛かる馬はいない。
1000mは59.9とやや速めも平均ペース。

3コーナー過ぎから後方の馬が徐々に差を詰め、4コーナーにかけては、少しずつ馬群が詰まってくる。4コーナー手前で後方の馬が追い出し、横に広がり直線へ。
4コーナーではキセキが2馬身差で最内を通って直線へ。直線に入るとキセキは追い出し差を広げようとするが、1馬身半差でアーモンドアイがぴったりとつき2番手。さらに1馬身半差でスワーヴリチャード。

残り400mを切って懸命に追うキセキは1馬身半差で先頭も、2番手のアーモンドアイは持ったままでぴったりとつく。3番手のスワーヴリチャードはやや離れ、大外からはサトノダイヤモンド、シュヴァルグランも前を追う。残り300mを切って2番手のアーモンドアイは1頭分外に持ち出し追い出すと、キセキとの差を詰めていく。3番手はスワーヴリチャードで外のサトノダイヤモンド、シュヴァルグランが4,5番手。
残り200mで先頭のキセキにアーモンドアイが外から並びかけると、そこから先頭に立ちじわじわと引き離していく。3番手のスワーヴリチャードは5馬身ほど離れ、さらに2馬身差でシュヴァルグランが続くが差し脚は伸びがなく、前には届きそうもない。
交わされたキセキも懸命に粘るが、残り100mを切ってアーモンドアイが1馬身差で先頭。そのままムチも入れずにアーモンドアイが1着でゴール。勝ちタイムは従来のレコードを1.5秒も更新する2.20.6の驚異的なタイム。2着は1 3/4馬身差でキセキが粘り、3着はそこから3 1/2馬身差でスワーヴリチャード。最後に伸びてきてスワーヴリチャードに並びかけたシュヴァルグランがクビ差4着。外から伸びてきたミッキースワローが最速の上りで2馬身差で5着。

アーモンドアイは内枠からいつもより前の2,3番手を進むと、直線までキセキをマーク。残り300mで追い出されると余裕の脚でキセキを交わして驚異的なレコードタイムで1着。先行しても末脚しっかりしており、その強さだけが目立った。
キセキはマイペースで直線突き放しレコードのお膳立てをする強い競馬も相手が悪かった。
スワーヴリチャードは天皇賞(秋)の雪辱を期しうまく流れに乗ったが、勝ちタイムが早すぎた。シュヴァルグランも昨年優勝した力は見せた。

アーモンドアイは先行しても差しても安定して強い。距離も不問で今回レコードで走り、まだ底を見せていない
キセキは平均ペースで逃げて突き放す強い競馬。今回は相手が悪かったが、距離伸びて良さが出た
スワーヴリチャードは速い上りは使えないので、中距離で早めに前に行く競馬が合っている

G1実績+最近好調であることが大切。近2走でG2以上の好走歴は必須だが、天皇賞(秋)との相関は低い(6着ぐらいまでOK)。ペースの見極めも必要で、ハイペースならスタミナのある馬、スローペースは切れる馬に注意が必要。牝馬は牡馬相手の重賞勝ちかクラシックの実績(1番人気を含む)がある馬は注意が必要。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 1 1 アーモンドアイ 牝3 ルメール 53 2.20.6(R) 美・国枝 1
2 5 8 キセキ 牡4 川田 57 1 3/4 栗・中竹 4
3 7 11 スワーヴリチャード 牡4 Mデムーロ 57 3 1/2 栗・庄野 2
4 6 9 シュヴァルグラン 牡6 Cデムーロ 57 クビ 栗・友道 5
5 4 5 ミッキースワロー 牡4 横山典 57 2 美・菊沢 8
払い戻し金
単勝 1
140円(1番人気)
複勝 1
110円(1番人気)
8
160円(4番人気)
11
150円(2人気)
枠連 1-5
600円(3番人気)
馬連 1-8
590円(3番人気)
馬単 1-8
700円(3番人気)
3連複 1-8-11
960円(3番人気)
3連単 1-8-11
2,690円(6番人気)
ワイド 1-8
230円(1番人気)
1-11
240円(2番人気)
8-11
470円(5番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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