ほぼ揃ったスタートから外のケイティクレバーが押してハナへ。ファストアプローチが続き、内のダノンプレミアムも抑え気味に先行。カシアス、アサクサゲンキ、ダブルシャープなどが続き、中団にフロンティア、タワーオブロンドンなど。その後ろにケイアイノーテック、さらにステルヴィオ、ダノンスマッシュなどが続き、最後方はライトオンキュー。
600mは35.2とやや遅めのペースで、中団はかたまっているが、前と後ろはばらけて縦長で進む。3コーナー手前から後方の馬も徐々にペースを上げて馬群が詰まってくる。4コーナー手前で大きく横に広がって一団となり直線へ。
直線に入ると各馬が懸命に押す中、先頭のケイティクレバーにダノンプレミアムが馬なりで迫り、残り300mで早くも先頭。ファストアプローチ、カシアス、タワーオブロンドンなどが直後で追うが、ダノンプレミアムがぐんぐん話していく。
残り200mでダノンプレミアムが3馬身ほど抜けて先頭。2番手で追うファストアプローチの脚色が怪しくなり、内からタワーオブロンドンがじりじりとかわして2番手。その間も先頭のダノンプレミアムはどんどん脚を伸ばし、4馬身ほど離して独走状態。
2番手のタワーオブロンドン、さらに続くファストアプローチ、カシアスなどの脚色が同じになる中、外からステルヴィオ、ケイアイノーテックが並んで一気に追い込んでくる。さらに内からはダノンスマッシュも脚を伸ばしてくる。
しかし先頭のダノンプレミアムの脚色は衰えず、最後は追わずに3馬身半差で余裕の1着。2番手は内でタワーオブロンドンが懸命に粘るも、外から追い込んできたステルヴィオがゴール寸前で交わして2着。ステルヴィオと一緒に追い込んできたケイアイノーテックと、タワーオブロンドンがほぼ同時にゴールも、タワーオブロンドンがぎりぎり残して3着。内から伸びてきたダノンスマッシュが5着。
ダノンプレミアムは好スタートから直後はやや行きたがったが、すぐに落ち着いて3,4番手を追走。直線は早めに抜け出すと、あとは離す一方で、先行しながら最速の上り33.6で3 1/2馬身差の完勝。重賞勝ち馬5頭いる中で圧勝し、現状では力が抜けている印象。
ステルヴィオは中団後方から直線は一気に伸びるが、直線入り口で前がふさがったこともあり離れた2着まで。末脚よく、スムーズならもう少しきわどい勝負になった。
タワーオブロンドンは中団からじりじり伸びたが、マイルでは末が甘い感じで1400mがベストか。ケイアイノーテックはステルヴィオと同じ位置から同じ上りで伸びており、力差はない。
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