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第81回 日本ダービー(2014年)

6/1 東京 芝2400m 晴・良 18頭

 

3歳牡馬の第2冠。東京の芝2400mは底力が要求され、真に力のある馬が勝つレース
今年は皐月賞が力通り人気馬で決まったのでその上位馬が人気も、牝馬の参戦もあり、やや人気は割れ加減
過去10年で1番人気は6勝3着1回と信頼度は高い。しかし近年はひも荒れの傾向もあり、3着まで人気馬同士という決着はない
  1. イスラボニータ(2.7倍):東スポ杯、共同通信杯を含む東京は4戦全勝。皐月賞優勝も血統的には距離不安
  2. トゥザワールド(3.9倍):弥生賞勝ちで皐月賞2着。6戦して4勝2着2回と安定。東京は初でどうか
  3. ワンアンドオンリー(5.6倍):ラジオNIKKEI杯勝ちで皐月賞は最速の上りで4着。直線長い東京は合うか
  4. レッドリヴェール(8.5倍):阪神JF1着で桜花賞2着とハープスターと接戦。ウオッカと戦績似ており7年ぶり牝馬優勝を狙う
  5. トーセンスターダム(11.0倍):デビュー3連勝できさらぎ賞制し、皐月賞は11着大敗も、ここ狙って体調もアップ
    以下ベルキャニオン(18.5倍)、ハギノハイブリッド(20.7倍)、ワールドインパクト(23.2倍)までが30倍以下
トゥザワールド:落ち着いているが適度な気合でクビを使って外目を堂々と歩く
ワールドインパクト:気合乗りよく落ち着きもありトモの踏み込み深い
ハギノハイブリッド:落ち着いて堂々としておりトモの踏み込みも深い
イスラボニータ:落ち着いておりクビを使って歩く。トモの踏み込みも力強い
ワンアンドオンリー:適度な気合乗りでトモはややアンバランスも力強い
レッドリヴェール:気合乗りよいがややイラついた印象。トモは力強い

きれいに揃ったスターから、外のエキマエ、トーセンスターダムが押して前へ。エキマエが1コーナーまでにハナに立ちトーセンスターダムが2番手。イスラボニータ、ワンアンドオンリーなどが先行し、その直後の好位にタガノグランパ、マイネルフロストなど。中団にベルキャニオン、アドマイヤデウス、ワールドインパクト、トゥザワールドなどがいて、後方はハギノハイブリッド、レッドリヴェールなどで、最後方にショウナンラグーンなど。先頭のエキマエはどんどん飛ばして2コーナーでは5,6馬身差で独走。トーセンスターダム以下は折り合って縦長で進む。
エキマエの1000mは59.6と早めだが、2番手以降はやや遅めのペース。

3コーナーを回ったところでエキマエが故障で失速(競争中止)、徐々にペースが上がって馬群が詰まって直線へ。
直線に入るとトーセンスターダムが突き放して1馬身差で先頭。すぐにイスラボニータが馬なりで並びかけてくる。残り400mを切ってイスラボニータが追い出しトーセンスターダムに並びかけるが、そこに直後にいたワンアンドオンリーが外から差してきて、内ラチ沿いからはマイネルフロスト、外からはタガノグランパも伸びてくる。
残り300mを切ってトーセンスターダムが内によれてラチに接触して後退。一気にワンアンドオンリーが伸びてイスラボニータを交わして先頭に立つ。しかしイスラボニータも譲らず、アタマ差で必死に追いすがり、2頭で追い比べとなる。2馬身ほど離れた3番手はマイネルフロスト、タガノグランパが粘るも、外からトゥザワールド、さらに大外をショウナンラグーンも追い込んでくる。
残り100mを切っても先頭の2頭の体制は変わらずアタマ差で叩き合うが、ゴール直前でワンアンドオンリーがやや抜けて、3/4馬身差で1着。
3着は内を伸びたマイネルフロストが入り、4番手のタガノグランパにトゥザワールドが迫るが交わせず5着まで。

ワンアンドオンリーは追い込んだ皐月賞からは一転して好位を追走し、直線早めに抜け出して長く脚を使い追い比べを制する。父からのスタミナも最後に効いたか。
イスラボニータはうまく折り合って先行し余裕で追い出したが、先に追い出したワンアンドオンリーに交わされる。最後まで粘って差し返す気配もあったが、最後は力尽きた。
マイネルフロストは最内を先行し、最後もしっかり脚を使って人気薄ながら3着に入る。重賞勝ちあり、前走も差はなく、人気の盲点。
タガノグランパは短距離実績が嫌われたが血統的にはここで走ってもおかしくない。トゥザワールドはじりじり伸びたが5着までで、中山の方が合うか。

ワンアンドオンリーは長くよい脚を使うタイプで勝負根性もあり、特に東京など直線長いコースは合う
イスラボニータは力のあるところを見せ2400mも問題はなかったが、G1クラスでは2000m前後がベストか
マイネルフロストは派手さはないが堅実であり、重賞では勝ちきれなくても連にからむ可能性はあり
タガノグランパは距離の融通が利く。トゥザワールドは力はあるが器用さが生きる小回りの方が合う印象

基本的にレベルの高いレースで常に良績の馬が実力を発揮する舞台。ただし馬場適性は大切で、末脚が切れないタイプや折り合いに難がある馬は、注意が必要。また騎手との関係も大切で、乗り代わりは大きなマイナス。ただし人気薄の食い込みは毎年あり、堅実な馬には要注意
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 1 2 ワンアンドオンリー 牡3 横山典 57 2.24.6 栗・橋口 3
2 7 13 イスラボニータ 牡3 蛯名 57 3/4 美・栗田 1
3 2 3 マイネルフロスト 牡3 松岡 57 1 1/2 美・高木 12
4 7 14 タガノグランパ 牡3 菱田 57 クビ 栗・松田博 16
5 3 5 トゥザワールド 牡3 川田 57 クビ 栗・池江 2
払い戻し金
単勝 2
560円(3番人気)
複勝 2
200円(3番人気)
13
140円(1番人気)
3
1,220円(12人気)
枠連 1-7
800円(4番人気)
馬連 2-13
850円(2番人気)
馬単 2-13
1,860円(5番人気)
3連複 2-3-13
27,470円(73番人気)
3連単 2-13-3
103,300円(304番人気)
ワイド 2-13
420円(3番人気)
2-3
5,210円(46番人気)
3-13
3,580円(41番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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