ほぼそろったスタート。外のウインフルブルームが好スタートからハナへ。さらにバウンスシャッセ、トゥザワールドが続きアジアエクスプレスも前へ。その後ろにトーセンスターダム、イスラボニータなどが中団。さらにロサギガンティア、アドマイヤデウス、ステファノスなどが続き、後方にはベルキャニオン、アデイインザライフなど。最後方はワンアンドオンリー。あまり掛かっている馬はなく、向こう正面は縦長で進む。
1000mは1.00.2と落ち着いたペースで、ウインフルブルームは飛ばしているように見えてあまり早くない。
3コーナー手前でアデイインザライフが早めに外から上がり始めると、最後方のワンアンドオンリーも進出開始。4コーナー手前で馬群が詰まってきて、先頭のウインフルブルームにアジアエクスプレスが並びかけ、さらにトゥザワールドも追い始める。その直後の外にイスラボニータで、ワンアンドオンリーも後方から5,6番手で大外に持ち出す。
直線に入ると、最内のウインフルブルームに、やや離れた外からアジアエクスプレス、トゥザワールド、イスラボニータが馬体を合わせて並びかけるも、外のイスラボニータの手ごたえが良い。そのまま坂で4頭の叩き合いになるも、外のイスラボニータが抜け出し内のアジアエクスプレスがやや後退。さらにトゥザワールドが2番手に上りウインフルブルームは3番手。その後方からはステファノス、さらに大外を鋭い末脚でワンアンドオンリーが迫ってくるが前とは差がある。
そのままイスラボニータは力強く抜けて先頭でゴール。2番手はトゥザワールドで、3番手は内のウインフルブルームに大外から一気に伸びてきたワンアンドオンリーが並びかけてゴール。5番手もステファノスとアジアエクスプレスの2頭が並ぶ。
イスラボニータは中団追走から4コーナーで好位に上り直線は叩き合いから抜け出す強い勝ち方。共同通信杯も余裕で勝っており、中距離では実力上位。上りもしっかりしており力通りの優勝。
トゥザワールドは先行して早めの抜け出しを図ったが、弥生賞同様に末脚が鈍り2着。力はあるがやや決め手に欠ける面もある
ウインフルブルームは絶妙のペースで逃げて持ち味を発揮して粘る。ただしぎりぎりという印象。ワンアンドオンリーは最後方から早め進出で直線は最速の脚で追い込むが脚を余す。今回は負けたが、直線が長いコースでこそというイメージ。 |