スタートで立ち上がったルーラーシップが大きく出遅れ、行き脚のつかないゴールドシップも2馬身ほど離れた後方2番手。内からアーネストリーがハナに立ちビートブラックは2番手。ローズキングダム、ルルーシュ、さらにスカイディグニティ、ダイワファルコンが先行。エイシンフラッシュ、オーシャンブルー、ダークシャドウなどが続く。後方はややばらけて、ナカヤマナイトや出遅れたゴールドシップ、ルーラーシップなど。ルーラーシップは後方から徐々に押し上げて最初の直線では後方から3,4番手で、ゴールドシップは最後方。
1000mは1.00.5と平均からやや遅めの流れ。淡々とやや縦長で流れる。
3コーナー手前で最後方のゴールドシップが外に出して進出開始。徐々に他の馬も手が動いてペースが上がる中、ゴールドシップは4コーナーでは後方から6,7番手の大外。
直線に入ると、エイシンフラッシュ、ダークシャドウなど6,7頭が並んで先頭争いをする中、外からゴールドシップ、ルーラーシップが鋭く追い込んでくる。
残り150mを切って最内からエイシンフラッシュが先頭に立つも、中央からオーシャンブルー、大外からゴールドシップ、さらにルーラーシップが伸びる。残り50mでエイシンフラッシュをオーシャンブルー、ゴールドシップがとらえ、そこからさらにゴールドシップが一気に抜けてそのまま先頭でゴール。その後からルーラーシップも伸びるが、2番手のオーシャンブルーは捕らえられず3着。
ゴールドシップは、菊花賞と同様に3コーナー手前から動き、長く脚を使って直線短い中山でも見事に差し切る。スタミナと切れを持っており、さらに内田騎手の判断も絶妙で、見事な勝利。
オーシャンブルーは前評判は低かったが、金鯱賞を差し切った力は伊達ではなかった。一瞬の切れる脚があり、小回りや平坦が合うイメージ。
ルーラーシップはよく追い込んできたが、大きな出遅れが痛い。またゴールドシップが動いた時に動けなかったのも響いたか。
エイシンフラッシュは早めに抜け出して健闘したが、最後は差される。中山ではこの乗り方でこれが精一杯か。 |