はぼ揃ったスタートから内のシルポートが果敢に逃げる。外から好スタートのカレンブラックヒルが押してやや掛かりぎみに2番手で、その後ろにダイワファルコン。やや離れて好位にフェノーメノで直後にジャスタウェイ。中団は固まってサダムパテック、ダークシャドウ、その後ろにエイシンフラッシュ、トーセンジョーダン、ナカヤマナイト。後方にジャガーメイル、ルーラーシップなど。
向こう正面でシルポートがハイペースで飛ばして10馬身以上はなす大逃げ。1000mは昨年よりは遅いが57.3。
1頭だけ離してシルポートが先頭で直線へ。4コーナー手前で、後続の馬群は固まる。
直線に入っても10馬身近く差があり、2番手のカレンブラックヒル以下、懸命に追ってくる。残り400mを切ってシルポートの脚が上がり、カレンブラックヒルとダイワファルコンが並んで追う。その直後の外にフェノーメノが迫るが、空いた内をついてエイシンフラッシュも伸びてくる。
残り200mを切って、エイシンフラッシュが一気にカレンブラックヒルとダイワファルコンを内から交わす。フェノーメノも外から迫るが、やや末脚劣る。
残り150mでエイシンフラッシュが一気にシルポートを交わして先頭。カレンブラックヒルとフェノーメノも伸びるが2着争いまで。
そのまま末脚衰えずにエイシンフラッシュが先頭でゴール。残り100mぐらいでカレンブラックヒルが脱落してフェノーメノが2着。そこにようやく後方からルーラーシップとダークシャドウが並んで追い込んでくるが、カレンブラックヒルを交わしたところがゴール。
エイシンフラッシュは中団から伸びない競馬を繰り返していたが、後方待機からあいた内を突いて一気に伸びる。メンバー1の末脚を発揮してダービー依頼の勝利。
フェノーメノは好位から外を伸びるが、勝ち馬には末脚劣る。やや決め手に欠けることもあり、G1ではダービーに続く惜敗。
ルーラーシップはスタート一息で後方から。エイシンフラッシュと同じ上がりで追い込んだが位置取りの差で届かず。
ダークシャドウはよく追い込んできたが伸び一息。カレンブラックヒルは最後の100mで失速し、少し距離が長いか。 |