ほぼ揃ったスターで、サンキューアスク、ココロチラリが後方。押してマイネエポナが先頭。エピセアローム、オメガハートランドが続き、その後ろにアイムユアーズ、トーセンベニザクラ。さらにアイスフォーリス、ヴィルシーナなどが好位で、キャトルフィーユ、ミッドサマーフェアなどが続いて中団。さらにメイショウスザンナ、ダイワズームなどが続き、後方はジェンティルドンナ、ハナズゴール。最後方はサンキューアスクとさらに離れてココロチラリ。
1000mは59.1と例年に比べるとやや早めのペース。
3コーナー過ぎからややペースが落ちて、後方の馬も仕掛け気味で、徐々に馬群が詰まってくる。
4コーナーはマイネエポナが2馬身以上離して回る。残り400mを切ってマイネエポナに代わってトーセンベニザクラやオメガハートランドが先頭に立つも、アイムユアーズや内を突いたアイスフォーリスなどが代わり、さらに馬場中央をヴィルシーナ、その外にミッドサマーフェア、ジェンティルドンナも伸びてくる。しかしミッドサマーフェアは残り250mぐらいで手ごたえが悪くなり脱落。
残り200mでアイスフォーリス、アイムユアーズ、さらに外のヴィルシーナ、ジェンティルドンナなどが横一線も、外のジェンティルドンナがじわじわと坂で伸びる。残り150mぐらいでジェンティルドンナが先頭に立つと、外に少しよれながらも、残り100mぐらいから一気に後ろを突き放す。
そのまま一気に伸びて、最後は5馬身差をつけて圧巻の優勝。唯一上がりは34秒台となる34.2で、オークスレコード。
2着争いは、やや抜けたヴィルシーナにアイスフォーリス、アイムユアーズが内から迫るが、最後は脚色が同じになり、そのままの体制でゴール。
ジェンティルドンナは距離経験や初の輸送、左回りが懸念されたが、後方追走からすばらしい瞬発力で抜け出し、一気に差を広げて完勝で2冠達成。上がりも早く、現時点では同世代の牝馬では抜けた存在。
ヴィルシーナは好位からよく粘り力があることを示したが、瞬発力では差があった。
アイスフォーリスは堅実さを示したが、内に進路をとった判断もよかったか。
ミッドサマーフェアは坂下で早々に脱落。フローラSが目一杯でややピークを過ぎたか。 |