ややバラついたスターで、ブライトライン、サドンストームなどが後方。カレンブラックヒルが好スタートから無理なく先頭。レオンビスティーなどが続き、5,6番手にアルフレード、中団にオリービン、マウントシャスタ、さらにクラレント、レオアクティブ、ハナズゴールなどが続き、やや離れて後方にジャスタウェイ、セイクレットレーヴ、ブライトラインなど。
600mは35.1とスローな流れだが、3コーナーにかけて縦にかなり長い展開となる。
遅めの流れのため、4コーナーでは一団となり直線へ。
直線に入ってカレンブラックヒルはレオンビスティに1馬身ほど差をつけて先頭。残り400mを切ってやや突き放し、3番手にアルフレードが上がり、さらにマウントシャスタ、オリービン、クラレントなども追い込んでくる。残り200m手前で、馬群の中団にいたマウントシャスタが内に切れ込んでシゲルスダチの進路を妨害。シゲルスダチが転倒(6位入線のマウントシャスタは失格)。2,3頭が不利を受ける。
残り200mを切って、カレンブラックヒルは4馬身ほど突き放して、ほぼセーフティリード。2番手にアルフレードが上がり、クラレント、オリービン、さらに外からセイクレットレーヴなども差してくるが、カレンブラックヒルの末脚は衰えず。そのまま伸びて、危なげなく3 1/2馬身差で1着。2〜5着はほとんど差なくゴール。
カレンブラックヒルはスローのマイペースに持ち込み、坂で一気につき離して4馬身差の完勝。しかし上がりは4,5着のセイクレットレーヴ、ジャスタウェイに0.4秒劣り、見た目ほどの力差はないか。勝ちタイムも遅く、秋山騎手の好騎乗が光った。東京のマイルG1では、24年ぶりの逃げ切り勝ち。
アルフレードは先団からしぶとく伸びて、2011年最優秀2歳牡馬らしい走りで2着。しかし朝日杯ほどの切れはもどっていない印象。
クラレントは中団から差して、同厩のオリービンとの3着争いを制する。デイリー杯以後凡走が続いたが、久々の復活。
マウントシャスタは前が詰まったこともあるが、馬群の中で行き場をなくし、斜行して失格。末脚は悪くなかったが。 |