2歳戦の決め手は血統? ~阪神JF

競馬予想の大きな要素の一つに血統がありますが、個人的には血統は参考要素の一つと考えています。もし血統だけで結果が決まるのであれば、例えばあるレースに前年の勝ち馬の全兄弟が出走してくれば、必ずその馬が勝つことになるでしょうが、実際にはそんなことはありません。それは、競馬の着順決定にはさまざまなファクターが影響していて、血統はあくまでもその一つにすぎないからだと思うのです。

しかしTVで調教師などの関係者に走る馬の条件を聞いているのを見ると、やはり血統が一番大事と言います。もちろん血統が良くても走らない馬、逆に血統が悪くても走る馬はいますが、総じて見ると、血統のいい馬が良い成績を残す確率が高いということなのだと思います。
このように予想において、どれぐらい血統に重きを置くかというのは、人によってかなり変わると思います。ただし馬柱のレース数が少ない2歳戦においては、どうしても血統を重視せざるを得ないことが多いでしょう。

今年の阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神JF)で有力視されたのは、4頭の馬たちでした。そしてその中の3頭は重賞勝ち馬が兄弟にいて、うち2頭の兄弟はG1馬だったのです。
人気順に、1番人気ダノンファンタジーはディープインパクト産駒ですが兄弟に目立った活躍馬はいません。2番人気クロノジェネシスはバゴ産駒で1つ上の姉が紫苑Sを圧勝したノームコア(父ハービンジャー)。3番人気シェーングランツはディープインパクト産駒で2つ上の姉が阪神JF、オークスを勝ったソウルスターリング(父フランケル)。4番人気ビーチサンバはクロフネ産駒で13歳上の兄が朝日杯FSを勝ったフサイチリシャール(父クロフネ)。
4頭の成績は、シェーングランツが前走でビーチサンバを下しているものの、直接対決はそれだけで、いずれも甲乙つけがたい感じです。

こうなると、予想において血統の占める割合は、やはり高くならずにはおられません。しかし単純に見ると、ディープインパクト産駒で姉がソウルスターリングのシェーングランツが人気になりそうですが、実際はディープインパクト産駒でも重賞勝ち馬が兄弟にいないダノンファンタジーが1番人気となりました。これは血統以外の要素が重視された結果なのでしょう。
例えばシェーングランツは新馬で5着に敗れており、前走アルテミスSも6番人気での勝利と、これまであまり評価が高くはありませんでした。対するダノンファンタジーは、新馬こそ来週の朝日杯FSで1番人気となりそうなグランアレグリアの2着に敗れたものの、その後連勝で前走ファンタジーSも1番人気に応えています。

そして実際に1番人気に押されたダノンファンタジーが優勝し、2着クロノジェネシス、3着ビーチサンバ、4着シェーングランツとなりました。
このようにG1で好成績を残すためには、やはり血統の裏付けが必要ではありますが、単純に父の種牡馬成績や兄弟姉妹の重賞実績で決まるわけでもないのです。このあたりの加減が難しく、また予想を楽しめる要素でもあると、あらためて感じさせる結果でした。

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