2017年のJRA賞予想&ベストレース

今回も恒例の2017年を振り返ってJRA賞を個人的に予想するとともに、ベストレースを選んでみたいと思います。

2017年のG1戦線は、古馬はやはりキタサンブラックが中心で、しかも信頼性が高かったのですが、意外と2,3着に人気薄を連れてきた印象です。3歳クラシックはオークス、ダービーは比較的順当も、それ以外は一筋縄ではいきませんでした。また夏以降は世代の実力差が話題になりますが、今年は特に3歳の強さと4歳の影の薄さが印象的でした。
キタサンブラックは久しぶりに競馬界から社会現象にもなり、ワイドショーで取り上げられたりNHKで特集番組が放送されるなど、有馬記念で引退ということもあり、かなり話題になりました。
それでは、各部門ごとに振り返ってみます。

まずは確実なところから。

●最優秀2歳牝馬
阪神JFは2戦2勝の重賞勝ち馬が2頭いて、どちらも新種牡馬オルフェーヴル産駒ということで、どちらが勝つのか、あるいは他の馬が来るのか話題になりました。勝ったのは2番人気のオルフェーヴル産駒ラッキーライラックで勝ちっぷりもよく、特に問題なく選ばれると思います。

●最優秀3歳牡馬
クラシックは3頭で分け合ったものの、皐月賞馬アルアインはダービー5着、菊花賞7着と尻すぼみ。菊花賞馬キセキは神戸新聞杯でレイデオロに完敗し香港も見せ場なく9着。対してダービー馬レイデオロは皐月賞こそ5着も、神戸新聞杯はキセキ以下に完勝しJCでも2着と好走。他に皐月賞2着でマイルCSを勝ったペルシアンナイトもいますが、ここはレイデオロで問題ないでしょう。

●最優秀4歳以上牡馬
今年G1を勝った4歳以上牡馬は、ゴールドドリーム、セイウンコウセイ、キタサンブラック、サトノアラジン、サトノクラウン、レッドファルクス、シュヴァルグラン、そして海外で勝ったネオリアリズムと8頭。その中で複数勝ったのはゴールドドリームとキタサンブラックですが、やはり4勝のキタサンブラックの成績は飛びぬけています。

●最優秀ダートホース
JRAのG1は2戦ですが、今年その両方を勝ったのがゴールドドリーム。実は今年ゴールドドリームは5戦してこの2戦しか勝っていないのですが、やはりJRA賞である以上は、JRAのG1で評価されるのは当然でしょう。交流G1を今年3勝して東京大賞典でG1 11勝目を飾ったコパノリッキーは見事でしたが、ゴールドドリームになると思います。

●最優秀障害馬
障害界は今年もオジュウチョウサンの年でした。中山GJと中山大障害の両J・G1はもちろん、阪神スプリングJと東京ハイジャンプのJ・G2も圧勝し、昨年から続く連勝を8に伸ばしました。特に暮れの中山大障害は逃げる実力馬アップトゥデイトがハイペースで逃げ込みを図るところを、ぎりぎり差し切ってレコードでJ・G1 4連勝。今年もオジュウチョウサンで間違いありません。

それでは、以下は迷うところを。

●最優秀2歳牡馬
今年から中山芝2000mのホープフルSがG1に昇格し、どちらかの勝ち馬が選ばれることになります。今年は朝日杯FSを先行抜け出しで圧勝したダノンプレミアムと、ホープフルSを後方から差し切ったタイムフライヤーの争いです。直接対決もなくレース展開や脚質が違うので甲乙つけるのは難しいのですが、個人的には先行して最速の上りで押し切ったダノンプレミアムを押したいと思います。

●最優秀3歳牝馬
桜花賞はレーヌミノル、オークスはソウルスターリング、秋華賞はディアドラ、さらにNHKマイルCはアエロリット、エリザベス女王杯はモズカッチャンとそれぞれ別々ながら多彩な勝ち馬が揃いました。この中でレーヌミノル、ソウルスターリング、ディアドラは秋に古馬G1に挑戦も大きな壁にはじき返されました。それに対してモズカッチャンは牝馬G1とはいえ唯一古馬を下してG1を勝ち、またオークス2着、秋華賞3着と勝てないまでも出走した3歳G1では常に上位キープ。ここはモズカッチャンでいいのではないでしょうか。

●最優秀4歳以上牝馬
G1を勝ったのは、ヴィクトリアMのアドマイヤリードとドバイターフのヴィブロス。その他のG1で上位に入ったのは、高松宮記念2着レッツゴードンキ、宝塚記念3着のミッキークイーン、スプリンターズS2着レッツゴードンキ、3着ワンスインナムーン、エリザベス女王杯2着クロコスミア、3着ミッキークイーン、有馬記念2着クイーンズリングとそこそこいます。ここでどれが1番価値が高いかを判断するのは非常に難しいです。G1タイトルという意味ではアドマイヤリードでしょう。しかし牡馬混合G1で2着2回のレッツゴードンキを、個人的には押したいと思います。

●最優秀短距離馬
マイル以下の古馬G1を勝ったのは、高松宮記念:セイウンコウセイ、安田記念:サトノアラジン、スプリンターズS:レッドファルクス、マイルCS:ペルシアンナイトとそれぞれ異なります。それ以外の成績を見ると、レッドファルクスが高松宮記念、安田記念でともに3着。また京王杯スプリングSも勝っており比較的安定感があります。個人的に好きな馬ということもあり、ここはレッドファルクスを押したいと思います。

そして年度代表馬ですが、G1 4勝のキタサンブラックの圧勝でしょう。TVの一般番組でも取り上げられたり、今年の漢字「北」の選定理由の1つにも挙げられるなど、社会現象にもなりました。有馬記念後のセレモニーの様子も、ワイドショーなどで何度も取り上げられていましたし、成績的にも印象的にも突出しています。そんな年度代表馬ですが、あるWebのアンケートで唯一別に名前が挙がっていたのが、障害のオジュウチョウサン。その完璧な戦績はすばらしく、個人的には何か特別な賞でもあげてほしいと思うのですが、さすがに年度代表馬はちょっと・・・。

続いて2017年のベストレースです。
やはり年度代表馬(に選ばれるであろう)キタサンブラックのレースが、勝った4戦も負けた2戦も印象的でした。鮮やかだった大阪杯、先行してディープインパクトのレコードを破った天皇賞(春)、負けるシーンが想像できなかったのに馬群に沈んだ宝塚記念、それ以来の休み明けで出遅れながら内からまくった天皇賞(秋)、昨年圧勝した舞台でまさかの3着のJC、そして有終の美を飾った有馬記念。勝ったレースはどれも甲乙つけがたいですが、やはり出遅れながら内からするすると進出して、不良を苦にせず勝った天皇賞(秋)が最も記憶に残りました。
そして2年連続番外ですが、中山大障害のオジュウチョウサンの強さには、またもやとても感動させられたので、次点としてあげたいと思います。

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