3歳馬と先行馬有利は今年も・・・ ~エリザベス女王杯

3世代の秋華賞馬と今年の2,3着馬、さらに昨年の勝ち馬に加えて、この秋に牡馬相手にG2を快勝したスマートレイアーとルージュバックと、おもな牝馬では今年のオークス馬ソウルスターリングと故障で回避したヴィクトリアMの勝ち馬アドマイヤリード以外は、ほぼ顔をそろえた豪華な顔ぶれで、今年のエリザベス女王杯は行われました。
逆に言うと、どの馬が勝つのか、とても難しいレースとなりました。

エリザベス女王杯の傾向としてよく言われるのが、まず3歳馬が有利ということ。これは古馬に比べて2kg軽い斤量がまずは大きいでしょう。おそらくこの時期の3歳馬は、力的にそれほど古馬と変わらないにもかかわらず、2kg軽いというのは大きなアドバンテージと言えると思います。また3歳秋は馬が大きく成長する時期というのも、あるのではないでしょうか。
実際に過去10年で見てみると、3歳馬は4・4・3・36で連対率17%、さらに4歳馬4・3・6・42で13%、5歳馬2・2・0・43で9%、6歳上0・1・1・18で5%と、連対数、連対率とも3歳馬がトップです。
その3歳馬ですが、外国馬のスノーフェアリーと2013年の2着ラキシス以外はすべて前走秋華賞でした。その1着馬は5頭が出走して2・1・1・1。連勝したのが2頭というのは、多いのか少ないのか議論が分かれるところでしょうが、個人的には多いと思います。一般的に3歳牝馬はまずは秋華賞で仕上げてくるので、エリザベス女王杯では伸びしろが少ない状態だと思うのです。その状況で連対率6割は、すばらしいと言えるのではないでしょうか。

そして傾向としてもう1つ言われるのが、穴をあけるのは先行馬ということ。典型的なのは、2009年に11番人気のクィーンスプマンテと12番人気のテイエムプリキュアが2頭で大きく先行して、結局この2頭で決まり馬連は10万超えとなったレース。この時はまさかの結果で、本当に驚いたことをよく覚えています。また昨年12番人気シングウィズジョイが2着に粘ったことも印象的でした。

この傾向に合わせると、まずは3歳馬を中心に考えることが的中への近道と思われます。ところが秋華賞の上位3頭のどの馬を選ぶかが、とても難しい選択でした。
まず秋華賞1着のディアドラですが、オークスではモズカッチャンに2馬身以上差をつけられた4着。その後夏の札幌1000万から3連勝で秋華賞を勝ったのですが、今回が休み明け4戦目でしかも前走は不良を目一杯走り、上り目のなさと疲れの影響が気になります。
秋華賞2着のリスグラシューは、デビュー以来9戦してG1 3戦を含む8戦が3着以内と堅実が売りの馬。ただし距離伸びたオークスが唯一の着外5着で、2200mの距離が気になります。また前走は、落鉄して最後は伸び一息のモズカッチャンを、ハナ差だけ交わしての先着。
秋華賞3着のモズカッチャンはフローラSは人気薄で制したものの、オークスは正攻法で2着となり、距離伸びての強さを示します。秋華賞では落鉄したものの、上位馬では唯一先行して2着馬とは僅差の3着。またM.デムーロ騎手が、昨年の覇者クイーンズリングではなくこちらを選んだのもポイントでした。
これらを考えると、3歳の中ではモズカッチャンを上位に取るのが正解ではないかと思われたのです。

これで、前走逃げて府中牝Sを勝ったクロコスミアを拾えれば、簡単に馬連万馬券をとれたのですが、なかなか難しいものです。穴をあけるのは先行馬ということもわかっていたのですが・・・。
ペースが速くはならないと見てはいましたが、まさか1000mが1.02.0という超スローになるとは思いませんでした。クロコスミアは、そこまで楽に先行できれば、G2を逃げ切る力を持っているので、残ってもおかしくはないでしょう。

今年も傾向通りの結果で高配当となったわけですが、わかっていてもとれないのが難しいところ。来年こそと毎年思うのですが、なかなか教訓が生きないところが悩ましいです。

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