血統の勢い? ~エリザベス女王杯

エリザベス女王杯は、6番人気のマリアライトが中団外から早めに抜け出すと、ヌーヴォレコルト、タッチングスピーチなどを抑えて、初重賞制覇をG1の舞台で飾りました。いろいろ気になることはあるのですが、その一つは血の勢いでしょうか。
マリアライトは父ディープインパクト、母クリソプレーズ、母父エルコンドルパサーという血統で、父ディープインパクトは最も勢いのある種牡馬であるのは間違いないのですが、注目は同じ母を持つ兄弟です。

1つ上の兄クリソライトは父ゴールドアリュールということでダートで走っているのですが、デビューから9戦連続連対でその9戦目にG1ジャパンダートダービーを制覇。G2ダイオライト記念などの交流重賞を勝ち、今年の帝王賞でも2着に入るなど、ダートの第一線で活躍しています。
1つ下の弟リアファルは父ゼンノロブロイで、最初はダートで活躍しG2兵庫チャンピオンシップ2着にも入ったのですが、芝に転向すると準OPをいきなり勝ちます。そして神戸新聞杯を逃げ切って連勝すると、菊花賞は1番人気で見せ場たっぷりの3着。

2頭の兄弟のG1での活躍を横目に、ディープインパクト産駒のマリアライトはさぞ肩身の狭い思いをしていたのではないかと思います。まあ馬自身というよりも、厩舎スタッフのプレッシャーが想像以上だったでしょう。
兄弟はいずれも栗東の音無厩舎に所属していますが、マリアライトは美浦の久保田厩舎。兄弟に比べると父ディープインパクトということで期待も大きかったでしょうし、このまま活躍できなければ厩舎の力を問われる事態になりかねません。その意味では、この1勝は喜びはもちろんですが、安堵も大きかったのではないでしょうか。

これで3兄弟そろい踏みとなり、あらためて血の勢いを感じたのですが、逆のことが2着に敗れたヌーヴォレコルトに言えると思います。
去年の秋華賞の時にも書いたのですが、ハーツクライ産駒の京都重賞での勝負弱さです。昨年の京都2歳Sをベルラップが勝って、ようやくハーツクライ産駒の京都芝重賞2勝目をあげたのですが、東京10勝、阪神5勝などと比べるとあきらかに差があります。
そのため個人的にはヌーヴォレコルト中心に予想していたのですが、2着の可能性が大きいと思っていたところ、案の定の結果となりました。

血統は競馬予想の大きなファクターの一つですが、個人的にはあくまで参考程度のレベルと思っています。しかし時には今回のように逃れられない血の宿命というかジンクスのようなものもあり、それは意外と当たることが多いような気がします。

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