騎手の勢いはどれだけ影響するか ~秋華賞

今年の秋華賞を予想するにあたって、個人的に1番迷ったのはクイーンズリングの取捨でした。
検討を始めたときは、1400mのフィリーズRを勝っただけで桜花賞以降はぱっとせず、また意外と短距離に適性のある産駒が多いマンハッタンカフェの仔ということで、2000mは距離が長く早熟なのではと思い、上位候補からははずしていました。

しかしまず気になったのは、M.デムーロ騎手が騎乗するということ。
今年の3月からJRAの騎手となったM.デムーロ騎手は、勝ち数こそ10/12時点で88勝と全国4位ですが、連対率は3割1分6厘とJRA上位騎手の中ではルメール騎手に次ぐ2位。そもそも3割を超えているのが上位騎手では3人しかいないので、かなりの高率です。
そのM.デムーロ騎手が連敗しているにも関わらず乗り続けているということは、何か可能性があることを感じているのではないかと考えられます。

またクイーンズリングの成績をよく見てみると、桜花賞はスローを追い込んで、勝ち馬には離されたものの2着馬とは0.1秒差の4着。オークスはさすがに距離が長かったか、よく差してきたが1秒差9着。休み明けのローズSは追込みから一変、5番手追走から、逃げて4着のレッツゴードンキより上りが0.2秒早く、0.2秒差の5着。
こう見てみると、着順のイメージほど負けていないようにも思えます。
ここまで考えて、クイーンズリングを再度検討対象に加えることにしました。

さらに今日のM.デムーロ騎手は、とんでもなく好調な1日でした。
1Rで早くも1勝をあげると、2R4着、4R2着と勝てないまでも上位に入り、そこから5R、6R、7R、8Rとなんと4連勝。さらに9Rは2着に入り、秋華賞の前までに5・2・0・1と驚異的な成績をあげていたのです。

こうなると、穴馬として考えざるを得ません。そう考える人が多かったのか、最終的にクイーンズリングは単勝14.9倍の5番人気に支持されました。
そしてレースでは後方からメンバー1の上り34.1で追い込んで、1着のミッキークイーンのクビ差2着。残念ながらG1制覇はなりませんでしたが、近走の今一つの成績からは想像もできないような鮮やかなレースぶりでした。

M.デムーロ騎手の調子がどこまで影響したのかはもちろんわかりませんが、少なくとも今日の驚くべき好調さがクイーンズリングの後押しをしたと言えるでしょう。どんなスポーツにも目に見えない勝負の流れがありますが、競馬にもあることは間違いないと思います。
検討にあたって過去の成績を見るのは当然ですが、当日の騎手の成績もしっかりチェックすることが大事だと、改めて感じました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です